知っておきたい!リンゴ病とヘルパンギーナ、家族でできる感染対策と予防法
こんにちは!健康情報ブロガーの〇〇です。 春から初夏にかけて、お子さんを中心に流行が気になる感染症があります。今回は、特に注意したい「リンゴ病(伝染性紅斑)」と「ヘルパンギーナ」について、その感染経路とご家庭でできる効果的な予防策を分かりやすく解説していきます。どちらも子どもがかかりやすい病気ですが、大人でも感染することがありますので、家族みんなで正しい知識を身につけて、元気に夏を迎えましょう!
リンゴ病(伝染性紅斑)ってどんな病気?
リンゴ病は、主に parvovirus B19(パルボウイルスB19)というウイルスが原因で起こる感染症です。子どもの顔にりんごのような赤い発疹(頬っぺたが赤くなるのが特徴的!)が現れることから、この名前がつきました。発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が出ることもありますが、特徴的なのは「頬が赤くなる」ことと、その後に手足にレース状の網目模様のような発疹が出ることです。関節痛を伴うこともあり、大人になってから感染すると症状が重くなるケースもあります。
感染経路と注意点
リンゴ病の主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。感染者の咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で口や鼻を触ったりすることで感染します。特に、発疹が出始める前に感染力が最も高まるため、「顔がりんごみたいに赤くなった!」という頃には、すでに周りの人にうつしている可能性が高いのです。そのため、症状が出たからといってすぐに感染力がなくなるわけではない点に注意が必要です。
ヘルパンギーナとは?
ヘルパンギーナは、エンテロウイルス属のウイルスによって引き起こされる感染症です。夏場に流行することが多いため、「夏かぜ」の一つとしても知られています。特徴的なのは、口の中、特に喉の奥に水ぶくれのような発疹(小水疱)や潰瘍ができることです。これにより、喉の痛みが強く、食事や水分を摂るのがつらくなってしまうことがあります。高熱が出ることもあり、特に小さなお子さんは脱水症状に注意が必要です。
感染経路と注意点
ヘルパンギーナの感染経路は、リンゴ病と同様に飛沫感染、接触感染に加えて、糞口感染(ふんこうかんせん)も重要な経路となります。糞口感染とは、感染者の便や吐物に含まれるウイルスが、手指などを介して口に入ることで感染する経路です。このため、おむつ交換の後やトイレの後などは、石鹸を使った丁寧な手洗いが非常に重要になります。また、看病する家族への感染も起こりやすいため、注意が必要です。
家庭でできる!効果的な予防策
リンゴ病もヘルパンギーナも、ウイルスを体内に入れないことが一番の予防策です。ご家庭でできることをいくつかご紹介します。
- こまめな手洗い: 石鹸をしっかり泡立てて、指の間や爪の中まで丁寧に洗いましょう。外出先から帰った時、調理の前、食事の前、トイレの後、お子さんの看病の後などは特に念入りに。
- 咳エチケット: 咳やくしゃみをする際は、ティッシュやハンカチ、袖の内側などで口や鼻を覆いましょう。
- 部屋の換気: 定期的に窓を開けて、新鮮な空気を取り込みましょう。
- タオルの共用を避ける: 家族であっても、タオルや食器などは共用しないようにしましょう。
- おもちゃやドアノブの消毒: 感染者がいる場合は、頻繁に触れる場所や、お子さんが使うおもちゃなどを定期的に消毒すると効果的です。
特にヘルパンギーナの糞口感染を防ぐためには、おむつ交換後の手洗いや、おむつ処理の徹底が重要です。また、感染が疑われるお子さんがいる場合は、無理せず自宅で休養させ、症状が落ち着くまで集団生活(保育園や学校など)を控えることが、感染拡大を防ぐ上で非常に大切です。
まとめ
リンゴ病とヘルパンギーナは、どちらも感染力が強く、お子さんの元気な毎日を奪ってしまうことがあります。しかし、正しい知識と日頃からの予防策で、感染リスクを大きく減らすことができます。今回ご紹介した手洗いや咳エチケットなどを、ぜひご家庭の習慣にしてみてください。もし、お子さんに気になる症状が出た場合は、早めに医療機関を受診し、医師の指示に従ってくださいね。
家族みんなで健康に過ごせるよう、今日からできる予防を実践していきましょう!
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